変痴気論
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「聞く耳を持たなければ、言語は通じるものではない。持てば子供にも通じる。通じなくても、へんな話を聞いた印象だけは残る。それでいい。話なんてそんなものだ...」“習慣”“正義”などもう一度読みたい、あの話に出会える小品集。若き日の翻訳書『年を歴た鰐の話』裏話も収録。
「聞く耳を持たなければ、言語は通じるものではない。持てば子供にも通じる。通じなくても、へんな話を聞いた印象だけは残る。それでいい。話なんてそんなものだ...」“習慣”“正義”などもう一度読みたい、あの話に出会える小品集。若き日の翻訳書『年を歴た鰐の話』裏話も収録。
茶の間の正義は、眉ツバものの、うさん臭い正義である。そこからは何ものも生まれない...。人間と世間を見つめ、寄せては返す波のごとく、真贋と美醜を問いつづけた著者、山本夏彦。何度でも読みたくなり、そのつど新しい発見をする作品集。