新潮文庫 - 冬の巻: 仏教とっておきの話366 冬の巻
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『イソップ物語』に出てくる「アリとキリギリス」の寓話は、仏教者としては感心できない。だが当世流行のパロディ版なら興味がわく。暑い夏をアリはせっせと働き、キリギリスは遊び呆けて過ごした。「しっかり働かないと、冬になって困るぞ」とアリは忠告するが、キリギリスは馬耳東風。やがて冬になり、食べ物に困ったキリギリスがアリの家を訪ねると...。(2月26日の項より)。


『イソップ物語』に出てくる「アリとキリギリス」の寓話は、仏教者としては感心できない。だが当世流行のパロディ版なら興味がわく。暑い夏をアリはせっせと働き、キリギリスは遊び呆けて過ごした。「しっかり働かないと、冬になって困るぞ」とアリは忠告するが、キリギリスは馬耳東風。やがて冬になり、食べ物に困ったキリギリスがアリの家を訪ねると...。(2月26日の項より)。
隣どうしに並んでいる地獄湯と極楽湯は、大きさも設備も、何から何まで同じ。中に入っている人数も同じで、どちらも超満員。それで、地獄湯は「足を踏んだ」「湯がかかった」と争いが絶えず、まさに地獄の光景。ところが一方の極楽湯は、みんなが和気藹々として極楽気分を味わっている。地獄湯と同じ人数なのに、である。さて、いったいどこが違うのでしょうか。